60代を超えてからの腰痛で注意したいこととは?

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若いころはまったく腰痛には悩まされなかったのに、年齢と共に腰痛に悩まされるようになる。
これはよくある事ではあります。
ですが、どうして年齢と共に腰痛に悩まされるようになるのでしょうか?
腰痛がおこるメカニズムを知り、メカニズムを知ることで予防することができるのか、考えていきましょう。

3つの原因をチェック

加齢によって起こる腰痛には大きく分けると3つの原因があります。

・椎間板の機能が低下する事
・筋力が低下する事
・長年の姿勢の悪さが積み重なる事

ではこの3つの原因のメカニズムをチェックしましょう。

椎間板の機能が低下する事

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骨と骨の間には椎間板というクッションがあります。
この椎間板の仕組みとしては、ゼラチン状の髄核の周りに線維輪という軟骨が取り囲んでいる状態になっています。
まず加齢によって身体全体的に水分量が低下しますが、この水分量の低下により、髄核がパサパサの状態になっていきます。

本来水分があれば内側からしっかり線維輪を支えることが出来ますが、パサパサになると線維輪を支えることが出来ず、線維輪が裂けてしまいます。

この裂け目から髄核が飛び出すと、神経を刺激して腰痛が起こります。

年齢と共に線維輪自体も摩耗し、椎間板のクッション機能が損なわれていきます。
クッションがない状態で骨と骨がこすれ合うと、やはり神経を刺激して腰痛を起こします。

筋力が低下する事

腰は漢字で表す通り身体の要になる部分です。
上半身の重みを支える部分ということもあり、大きな負担が日々かかります。
この負担を減らす役割を担うのが腰回りの筋肉です。

腰の負担を軽減させることが出来る筋肉は、天然のコルセットの役割を担っていますが、年齢と共にどうしても筋力が低下して行き、コルセットがその機能を低下させていってしまうんです。

その結果、腰に直接負担が掛かるようになり腰痛が発生するということが起こるんです。

長年の姿勢の悪さが積み重なる事

若い時には多少姿勢が悪くても腰痛を感じなかったという人でも、徐々に腰痛を感じるようになっていきます。
長年にわたり姿勢が悪い状態で居た場合、どうしてもこれが習慣化していて正しい姿勢にすることが出来なくなることも多くなります。

猫背や反り腰、ストレートネックといった首や背骨の歪みを起こす姿勢によって、全身の筋肉に負担をかけることで、その負担はすべて腰回りに蓄積されていくことになります。
長年にわたって姿勢が悪い状態で、さらに椎間板の機能が低下し、腰回りの筋力が低下して行けば、腰痛が起こってくることは避けることが出来ません。

予防することはできないの?

加齢と共に腰痛は起こりやすくなりますが、だからといって全ての方が加齢によって腰痛が起こっているわけではありません。
つまり、原因となることを一つずつ解消して行けば、腰痛を予防していくことが出来るんです。

椎間板の機能を維持させる

椎間板の機能を低下させず維持していくことが出来れば、椎間板の機能低下による腰痛を予防することが出来ます。
線維輪の主成分であるコンドロイチンやグルコサミンといった成分を取り入れ、コラーゲンやヒアルロン酸といった髄核の成分をしっかりと取り入れることがおすすめです。

しっかりと水分を取るということも、髄核の水分量を減らさないためにはとても大切です。
排泄の心配で水分摂取を減らす傾向がある人はとくに水分を取ることを忘れないようにしましょう。

筋力低下を予防する

腰回りで天然のコルセットになる筋肉をしっかりと鍛え、筋力低下を起こさないようにすることも大切です。
背骨と骨盤を支えている深層筋である脊柱起立筋や、骨盤周りにある大腰筋という深層筋は特に大切な筋肉です。
また腹斜筋は骨盤を引き上げる働きもありますので、意識して鍛えておきたい筋肉になります。

深層筋を鍛えることは難しいと感じるかもしれませんが、大きな動きではなく小さな動きで行うことが出来ますので、年齢が高い方でも実は筋力アップをしていくことができます。
ヨガなども効果的なので、無理のない範囲で行っていきましょう。

姿勢を正しくする事

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起きている間はどうしても日頃のクセによって、姿勢が悪くなってしまう事があります。
意識をして姿勢を正しくしていくことはとても大切ですが、無意識の時に正しい姿勢にしていくこともとても大切です。

睡眠中の姿勢というのはほとんどの人が無意識の状態でいます。
この睡眠中の姿勢を正しくしてあげると、実は少しずつ起きている時の身体の歪みを改善していくことが出来るんです。

睡眠中の正しい姿勢とは

背骨が仰向けで寝ている時には横から見るとゆるいS字カーブを描いている事。
そして横向きに寝ている時には、横から見ると真直ぐなI字ラインを描いている事。

というものです。

さらに適度な寝返りを打つことで、骨や筋肉のバランスを修正していくことが出来ます。

寝ている姿勢を正しくキープできる寝具を選び、寝ている時に腰痛を予防して行くということも大切になってきます。